とやさしくつけてくれました。
まゆげってどんなものなのかそっと、あゆちゃんは両手でふれてみました。
少しゴソゴソしてへんなきもちです。でもチョッピリ、あんしんもしました。
「それから、それから、お耳はどうしますか。」
そうだ、どんな遠くの音でも、やさしいおかあさんの声でもききとれますように、
「よくきこえる大きい耳にしてください。」
小人さんは、そんなあゆちゃんの心のなかまで分かったのか、笑顔で、
「はい、はい、わかりました。この耳はとてもりっぱで、
どんな音でもきこえます。ロバの耳よりりっぱです。」
といってつけてくれました。
あゆちゃんは、ロバの耳のお話は、
おかあさんがいつも読んでくれる本でよくしっていました。とてもうれしくなりました。
「次に目はどうしましょうか。」
と小人さんが聞きました。
「はい、パッチリ大きい目にしてください。」
と、いいました。
「目の大きい子が生まれてくるように願ってますのよ。」