ふわふわあったか、おかあさんのおなかの中で、
あゆちゃんはおねむりしていました。
「ごめんください、ごめんください。」
という声がして、おかあさんのおへそから、
頭に白い羽根をつけたかわいい小人さんが入ってきました。
きれいな手カゴの中にはたくさんのお顔の道具が入れてありました。
あゆちゃんは、ビックリして目がさめました。
「あなたはどなたですか。」
「はい、私は美しい花園から女王様のお使いでやってまいりました。
少しもあやしいものではありませんよ。
おかあさんのおなかの中でおりこうにしている良い子のために、
ステキなお顔のプレゼントをもって、流れ星にのってやってきました。」
と小人さんはキラ、キラ、光る美しい目であゆちゃんに語りかけたのです。