第三話 『えっ!?大金が通帳に!!世にも不思議な私の物語』
お金に縁のないひょうきん者の私でも、ときたま銀行に記帳へと行く。本当に記帳だけして内容は確認しないでカバンの中へ。いつものことである。
帰宅すると、玄関先に2人の男性が立っていた。よく見ると、胸元には銀行のバッジが。
銀行員「柴俊子様でしょうか?」
柴「はい、そうですが・・・。私、何か悪い事でもしましたでしょうか?」
銀行員「いえ、とんでもございません。当方のATMに誤作動があり、その件でお詫びに伺いました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。お手数ですが、通帳をご確認してただけますか?」
何の事か見当もつかなかったが、通帳を開くと・・・おやおや、これってどういうこと?あまりの大金に当の本人ビックリ・ポン・・・。
柴「銀行内で確認していたら、半分くらい引き出ししていたのに(笑)。」
冗談で言ったつもりだったのだが、銀行員さんは、
銀行員「元帳は間違っておりませんので、引き出しは出来ません。」
柴「私はからっきし大金とは縁がないですね・・・。」
銀行員さんはその通りと言いたげな感じで笑っていた。銀行員さんは深々と頭を下げ、菓子折りをおいて帰っていった。
不思議な出来事ってあるもの・・・私の場合、いつも不思議な事が起こるので、そんなに動じる事はないのですが・・・。もしかするとお金の神様が、たまにはいたずらをしてやろうと、私の口座に大金を記帳して下さったのかもしれない。本物のお金ではないけれど・・・。
一時の大金持ちの気分に、「お金は大切にすべし」と、私にはかすかではあるが聞こえたような気がした。
「お金の神様ありがとう」
私は感謝の言葉を送った。
私がいつも口にする言葉に「夢は叶う、願いは叶う。」というのがあります。ATMの誤作動事件から早一年が過ぎましたが、今に至るまで大金は入ってきていません。でも信じて待つ事に・・・。なぜなら、願いは必ず叶うと私は知っているからです!
皆様方にはゆかいな、というか不思議な体験はありませんか?
大宇宙、この世の中、常にアンテナを高くしていると、身の回りには不思議な事で溢れています。ですが・・・どうか不思議な世界に足を踏み入れる際はご注意下さい。くれぐれもご自身の責任の取れる範囲内でお願い致します。